👻キャラ紹介「ツシマ」「ノゾっち」「ナコ」「イマナ」を更新しました👻

2014-04-09

2014/04/09

 今日は、特別な日でした。
 私と幽々子様が初めて出会った日です。
 懐かしいです。
 あの頃はおじい様が居ました。
 あの頃はまだ私は未熟者でした。
 とはいっても幽々子様に言わせると今もだそうです。
 そうなのでしょうか。

 今日は、修行場には行きませんでした。
 Y子さんにお願いしてお昼ご飯を作らせてもらいました。
 せっかくの記念日なので、私は大事なものにしたいと思ったから
 特別なことをしようと考えたのです。

 本日のメニュー
 ・あゆの塩焼き
 ・ポテトサラダ
 ・おとうふのお味噌汁

 頑張りました。
 あゆは新鮮なものを使ってぱたぱたと扇ぎながら焼きました。
 ポテトサラダは頑張っておいもを潰しました。
 マヨネーズだけで出来ていると思いましたが、塩コショウの配分の大切さを知りました。
 お味噌汁も頑張りました。
 和食の要はお味噌汁ですから。
 頑張りました。
 Y子さんは説明だけ。
 全て私の手で幽々子様の為にお昼ごはんを作りました。
 ですが
 幽々子様は
「今日のはY子さんが作ったのではないのね?」
「ふうん」
「ごめんね、どなたが作ったかはわからないけど、お味噌汁は少し残すわ」
 と言いました。
 あえて、私が作りましたとは言いませんでしたが
 やはり、私はまだ未熟者です。
 Y子さんが慰めてくれました。
 私は悲しくなりました。
 なので幽々子様に聞いてみたのです。

「幽々子様、今日のお昼ごはんY子さんが作ったのではないそうです」
「そうね。お味噌汁がいつもの味ではなかったわ」
「……美味しくなかったのですか?」
「愛情は感じたの。でも残しちゃった」
「なぜです?」
「それを言ったら作った人のためにならないわ。どこが悪いか気付くのも、成長の一歩なのよ」

 幽々子様は、私が作ったのを知っていたのでしょうか。
 気付くこと。
 それが幽々子様は大事だといいます。
 私は、もっと考えなくてはいけないのでしょうか。