2014/05/15
私をいい子、悪い子でいうと少しはいい子よりだとおもう。
悪い子とは魔理沙みたいなののいうことを言うと思う。
今日、修行中あんぱん瞑想(美味しそうなあんぱんを思い描いて涎を垂らすこと無く集中する瞑想)の
最中に魔理沙が修行場に来ました。
「うえーい。ちょっとこいよ」
「じゅるる、うわ」
私は魔理沙にひっぱられるがまま、修行場を後にしました。
目的の場所は人里で、魔理沙はえーと、とつぶやくと行列を見つけ、そこに並び始めたのです。
「いい加減に手を離して!」
「おっと、悪いな。でもお前、そばは好きだろう?」
「大好きだけど何よ!」
魔理沙が指をさす方を見ると、そこにはそばを打っている職人が居ました。
ここは目の前でそばを打って、そのばで食べられる巷で人気のそば屋さんだったのです。
「まったく勝手にひっぱてきてじゅるる」
「ここの天ざるはうまいんだ。ぜひ天ざるをおすすめするぜ」
「天ざる二つくらさい」
否応なく私は天ざるを頼みました。
魔理沙が言うからしょうがなくです。
本日のメニュー
・天ざるそば
「うまい、うますぎる!」
「だろ? ここは天ぷらもそばも一流なんだ」
ずるずるとすするとそばの風味が鼻を抜け
天つゆに入れたわさびとともにそばは喉を心地よく通っていきます。
こういうのを美味しいそばというのでしょう。
「まったく勝手に連れてきて。まったく美味しいな」
「文句をいいつつ楽しんでるお前はお前らしいぜ」
知ったような口を聞いて魔理沙は私にかぼちゃ天を差し出してきました。
ひっぱって連れてきたお詫びなのでしょうか。
「こんなので私がゆるすとでもわあかぼちゃの甘味がそばつゆにとろけて私の口腔内を甘く刺激する」
「気に入ってもらって何よりだぜ」
まあ、悪くはなかったです。
おそば代もそこまで高くありませんでした。
魔理沙はじゃあな、といってそばを食べたあとすぐにどこかにいってしまいました。
私はぽんぽんとお腹を叩きながら白玉楼に戻りました。
そして、手を付けてないY子さんのお弁当を前に、ゆっくりとうなだれました。
結局、Y子さんのお弁当は幽々子様にあげました。
口止め料としてそのお蕎麦屋さんにつれていけ、とのことです。
楽しみだなあ。ふふ。