2014/07/14
紫様が居ました。
修行場にいくと紫様が居ました。
溜池にあしを沈めながらぽつん、といいながら落ち込んでいました。
もうほとんど絶対に藍さんと喧嘩したんだなということがわかります。
藍さんの前ではひょうひょうとしているけれど、紫様は一人になると
こうやってぽつんとして悲しみます。
そんなにいやなら喧嘩なんかしなきゃいいのにって思いますが
藍さんと紫様がなかむつまじくにこにこしているのも
それはそれで気持ちが悪い気がします。
本日のメニュー
・目玉焼き入りお好み焼き
・たこ焼き
よりによって藍さんからもらった冷凍屋台のお弁当でした。
私は紫様にお弁当を食べて元気になってもらおうと思ったのですが
ここでY子さんの手抜きが裏目に出ました。
「妖夢、それでね藍たらこんなこと言うのよ『紫様は私がいなければ何も出来ないんじゃないですか』」
「はい、もぐもぐ」
「そんなわけないじゃないのにね。藍だって知ってるに決まっているのに。
藍が出来て私に出来ないことなんて無いのに」
「そうですよね、もにゅもにゅ」
紫様はずっとこうやって話しながら
私はご飯を食べながら、しばらくお話していました。
「妖夢、美味しそうねそれ」
「藍さんから貰ったやつですよ。食べたければお家に戻るといいと思います」
「言うわね」
私はお弁当を取られるのがいやなだけですが。
「じゃあそろそろ戻ろうかな。妖夢、ありがとうね」
「何もしてませんよ、私は」
「今度お礼を持ってくるわ。何がいい?」
「食べ物がいいです!」
紫様は仲直りしたのでしょうか。
でもきっと、あの二人のことは心配する必要なんてないんでしょうけど。
私はお礼が楽しみです。
甘いモノがいいなあ。