👻キャラ紹介「ツシマ」「ノゾっち」「ナコ」「イマナ」を更新しました👻

2014-08-18

2014/08/18

「妖夢ー? あれー? いつもいる時間なのにー あっつ……」

 などと言いながら鈴仙が私よりも先に修行場にいました。
 なんとなく影から様子を見ることにします。

 先日てゐさんも言っていましたが、鈴仙は面白いです。

「あついなああついなあ」

 うろうろしています。

「あ、この池にけっこう冷たい」

 溜池を覗きこんでいます。

「顔洗っちゃお」

 顔を洗おうとしています。
 既に想像が出来ます。

「ふーきもち、あぶっ!」

 落ちました。

 本日のメニュー
 ・あなごの蒲焼き丼
 ・たくあんの粕漬け

「あむあむ、あむあむ」
「ね、ねえ一口ちょうだいよ」
「えーあなごは高級品なんですよ」
「いや、知ってるけどさ。ほら、このおにぎり一口あげるから」
「割にあわないです」
「む。師匠のおにぎりは美味しいのよ」

 この前は『師匠のおにぎりは私が独り占めするから交換はなし!』とか言ってたくせに
 かなり現金なうさぎです。

「しょうがないなあ」
「やった。はやくお箸お箸」

 鈴仙は喜びながら大口であなご丼を頬張りました。
 イラッとしたので残りのおにぎりを全て食べてやりました。
 具は昆布。めったに食べない具ですし、塩の具合もベスト。なるほど、納得のおいしいおにぎりです。

「師匠のおにぎりはおいしいでしょ」
「そうですね。ごちそうさまと伝えて下さい」
「じゃあそっちも。お弁当作ったひとに伝えておいて」
「わかりました」

「戻りました」
「あ、おかえり。美味しかった?」
「はい、ごちそうさまです。ごちそうさまです」
「え? なんで二回言ったの?」
「頼まれたので」

 Y子さんはきょとんとしていました。
 でも私はちゃんと言われたことはやったので、今日もぐっすりと眠ることにします。
 ごちそうさまでした。