2014/10/13
「おほほ」
紫様が来ました。
本日のメニュー
・チキンステーキ
・ポテトコーンサラダ
・らたとゆスープ
紫様が晩御飯に参加するということでY子さんが腕をふるいました。
チキンステーキは大きいもも肉でY子さん秘密の調理法で
ほんのりピンクに染まっている特別なステーキです。
「おほほ、とても美味しいわ。ステーキなんて豪盛ですわ
らたとゆなんてこっちじゃ食べられないからいっぱい食べちゃうわ」
「らたとゆって言うんですかこのスープ?」
「妖夢は知らないのですか? このスープはらたとゆと言うのですよおほほ」
「妖夢は食べたことなかったかもねえ」
「え、何故ですか?」
「大人の料理だから」
「かちん」
少しかちんとしてしまいましたが、らたとゆは少し苦かったです。
にがうりみたいなものはちょっとだけ避けました。
「そういえば紫、昨日はお祭りだったんだっけ?」
「ええ、それはそれは盛況でしたわ。天候には恵まれませんでしたが」
お祭りの日に雨とは残念なものです。
私は雨の中お面を付けてイカ焼きを食べる人々を想像しました。
きっと悲しい中にも楽しさが含まれているものだと思います。
「ねえ紫」
「なにかしら?」
「多分妖夢が想像しているのは違うわよね」
「そうね、妖夢が考えているお祭りではないわ」
この二人はたまにこころを読んでくるので怖いです。
きっとさとり妖怪か何かです。
ぜいたくな晩御飯をたらふく食べた一日でした。