2015/02/07
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修行場に行きました。
春に使うとき、何かあったらいやなのでたまに行くようにしています。
この前は鈴仙が凍っていましたがさあ今日は。
「……」
誰も居ませんでした。
本日のメニュー
・豚玉丼
・ゆでマヨほうれん草
「ということで誰も居ませんでした」
「そう、良かったわね」
「良かった、んですかね」
「だって嫌じゃない？ 凍った人間とか兎とかいなくて」
「それは嫌ですけど」
「それはそうと妖夢ちゃん」
「はい？」
「それはなにしてるの？」
カセさんは私のどんぶりのなかが気になったようです。
「今日はＹ子さん特製の焼き豚丼なのに」
「そうですカセさん、それに卵をいれて豚玉丼です」
「駄目だねえ妖夢ちゃん」
「はい？」
「豚丼に卵を入れるのは良いけど、焼き豚丼は卵入れちゃ駄目よ」
「……ほう、なぜですか」
「『焼き』の魅力が薄れるから。それに限る」
カセさんは大人な女性です。
豚丼のこだわりも女性です。
こういう女性に私はなりたいのです。
「でもカセさん」
「うん？」
「それはなんですか」
「豚納豆丼だけど」
それはなんかちょっと違う気がします。
