2015/06/20
二年目119
アリスさんの家に行きました。
理由は、なんとなくです。
本日のおやつ
・さくらんぼパイ
「貴方みたいなお客ばっかりだったらいいのに」
「ふえ? もぐもぐ」
「いや、なんでもないわ」
アリスさんは大人の笑顔を含んで紅茶を流し込んでいました。
クールビューティです。
「このパイ最高です。まるまるひとつ食べられるくらいです」
「じゃあ少し持ち帰る?」
「あ、い、いえ、そういう意味で言ったんじゃ」
「いいから、ちゃんと素直に美味しいって言ってくれるような人に
食べてもらうのが一番だから」
「というわけでもらっちゃいました」
「……また餌付けされてきたの」
「どういう意味ですか!」
「まあいいわ。全く、あの魔法使いにはお礼をしないとね。Y子さん」
「はーい」
Y子さんの特製おはぎがアリスさんのところへ持って行くことになりました。
さすが幽々子様です。
アリスさんがさり気なく最近和食にはまっていることも知っていました。
なんで知っているのでしょう?