2015/07/06
二年目135
「わわわ」
「幽々子様なにを可愛く慌ててるんですか」
「私が可愛いのはあたりまえだけど妖夢見て、今日のお昼ご飯足が出てるわ」
「ふへっ?!」
「なに妖夢かわいこぶってるの?」
びっくりして変な声を出してしまうのは仕方ないことです。
今日のお昼ごはんに足が生えていたのですから。
本日のメニュー
・はまぐりの酒蒸し
・赤だし
・しそごはん
「流石に酒蒸しにしたら足は動かさないのですね」
「妖夢は生き物をなんだと思っているの」
酒蒸し前はあんなに足を動かしていたのに不思議です。
「ところで幽々子様はなんで足があるのですか? 幽霊なのに」
「何言ってるの妖夢。足がなきゃどうやって歩くのよ」
「確かにそうですね」
確かにそうでした。
Y子さんもカセさんもフミタさんもみんな普通です。
「皆さんもっと自分の役割を自覚した方がいいです」
「妖夢、何言ってるの?」
本音を思わずぶちまけてしまった一日でした。