👻キャラ紹介「ツシマ」「ノゾっち」「ナコ」「イマナ」を更新しました👻

2015-09-02

2015/09/02
二年目193

 夕ごはんの時間になったのでカセさんと居間に行ったら
 幽々子様とY子さんが居ました。
 ですが、それはいつも通りではありません。
 雰囲気がとても良くないのです。

「……」
「……」

 幽々子様を見ると、額にしわを寄せてY子さんをじっと見つめていました。

「貴方にはいつもお世話になっています。
 この大きな大きな白玉楼のおだいどこ番をいつも一人で担っています」
「……はい」
「ですが、これは、この行為は許しておけません」
「……お言葉ですが幽々子様」
「なんでしょう」

 Y子さんが反論し始めました。
 私とカセさんはただそれを見つめることしか出来ませんでした。

「私は今回、貴方を、幽々子様の事を思って行動しました」
「はい。だから許せと?」
「いえ、許せとは言いません。私の行為は決して許しを乞うような行為ではありません。
 貴方の為の行為なのです」
「ですがそれは私の本位ではなかった」

「や、やめて下さい二人共! 一体何をして……」
「妖夢ちゃん、だめ」
「カセさん、なんで?!」
「あの二人が真面目な雰囲気をかもしだしている。そんな時はたいてい」
「は、はい」
「くだらないことで揉めてる時よ」

「なんでオムライスにケチャップでくまさんを書いちゃったのよう!
 今日はねこさんの気分だったのに」
「くまさん可愛いじゃないですか見てくださいこのつぶらな瞳!」

 本当にくだらなかったです。
 
 本日のメニュー
 ・オムライス

「くだらないです。お二人には悪いですけど非常にくだらないです」
「だって妖夢、今朝オムライスって聞いてから楽しみにしてたのよ」
「だって妖夢ちゃん。私のくまさんテクはうまいこと知ってるでしょ」
「お二人の気持ちはわかりますが非常にくだらないです」

 くだらないと十回くらい言った気がします。
 幽々子様とY子さんの二人はずっとぶーたれていました。
 
「カセさん、なにか言ってあげてくだ……何書いているんですか」
「かにさん。妖夢ちゃんは?」
「私はひつじさんです」
「え?」
「え?」
「え?」

 それ以降、言い争いになりました。
 結局オムライスにケチャップで何を書けばいいのかは個人で決めろということになりました。
 くだらない争いでした。