2015/12/18
二年目299
本日のメニュー
・とんかつのの玉子煮
・れんこんの甘辛煮
・焼きちくわ
「Y子さん、いつも思ってたんだけど」
「何ですか?」
「とんかつの玉子煮をごはんに乗せたらかつ丼にならないのかしら」
「ふう」
Y子さんはお箸を置いて一息つきました。
「幽々子様、私のかつ丼の特徴はわかりますか?」
「さくさくのとんかつを無駄にするくらい特製のたれをかけて玉ねぎと長ねぎの
二種類を使い卵を一人あたり二つ、それを白身を目立たせる用とふわふわ用の二つに分けて
味も食感も楽しませるという食べる人の事を愛していないと作れないかつ丼ね」
「そうです。だけどとんかつの玉子煮は違います。
ふだんのかつ丼用のかつよりも揚げ時間を短くします。
そうすることによって似ている最中に肉汁が多く出るんです。
なのでそれをのせてもかつ丼にはなりません。とんかつの玉子煮ごはんのせです」
「なるほどね」
「あ、あの幽々子様、Y子さん」
「なに妖夢」
「二人共少し気持ち悪いです」
「私とY子さんも自覚しているわ」
なにかみょんな空気の食事でした。
理由はわかりません。