2016/01/04
二年目314
本日のメニュー
・カレー肉じゃが
・あぶらげのみそしる
「……うーん。幽々子様」
「気になってることがあるの妖夢」
「はい」
「私もよ」
カレー肉じゃがです。
「これはもはやカレーなのでは」
「確かにね。でも妖夢、それはある具材によって通用しなくなるわ」
「な、なんですかそれは」
「しらたきよ」
「がびーん」
がびーんです。
「そうですね幽々子様。カレーにしらたきは入っていません」
「そう、カレーは何でもいれてもいいけどしらたきは入れないわ」
「なるほど、だからこれはカレーじゃなくてカレー肉じゃがなんですね」
「そうよ」
「ちょっといいですか」
カセさんが手を上げました。
「カセさん……」
「カセさんが手を上げてます幽々子様、どんな台詞が飛び出てくるのでしょう」
「妖夢ちゃん、がびーんは古いよ」
「そんなことですか!」
そんなことでした。
そんな私達をY子さんはペットを見るような目で見ていました。
なぜでしょうか。
お母さんを思い出しました。
あたたかい食卓でした。