2016/01/20
二年目330
本日のメニュー
・はちみつヨーグルト
「美味しそうなヨーグルトですね」
「……」
「幽々子様どうしてもじもじしているのですか」
「べつにー」
幽々子様はもじもじとしていました。
ヨーグルトをスプーンでつんつんしています。
「Y子さんY子さん」
「んー?」
「幽々子様どうしてんですかこそこそ」
「直接聞きなさいよ」
「妖夢、語尾にこそこそってつけても聞こえてるからね」
幽々子様はぷくぷくしていました。
もじもじしてぷくぷくしていました。
「Y子さん、ありがとね」
「いえ」
「?」
なにやら意思疎通していました。
食卓は不思議な空気に包まれていました。
「幽々子様、おかわりはいかがですか?」
「……おなかいっぱーい」
「珍しいですねえ、幽々子様がおかわりしないなんて。
ひょっとしておべ」
「妖夢ちゃん」
私のまわりに反魂蝶がとんでいました。
死ぬかと思いました。
半分死んでるのに。
迂闊にしゃべれないおやつタイムでした。