2016/01/31
二年目341
「どうも掃除の鬼です」
「妖夢、いま私膝小僧にクリームをぬっているんだけど」
「掃除のじゃまですどいて下さい」
「Y子さーん! 妖夢の下克上が始まったわ!」
下克上はしませんが掃除は大変です。
本日のメニュー
・あったか温玉ほうれん草とりそば
・親子丼(小さめ)
「ずぞぞぞぞん。一仕事終えた後はいっぱい食べるに限ります。
Y子さん、おそばのおかわりないですか」
「……ごめん、そんなに食べると思ってなくて」
「そうですか、少し物足りないですけどごちそうさまです」
「あ、でもとり肉とたまご余ってるよ。白いごはんも」
「……その素材で導き出されるメニューはつまり」
「親子丼ね」
「幽々子様、じゃけんに扱ったのは悪かったですが私の決め台詞を取らないで下さい」
「そんなに決まっていない決め台詞なんて必要ないと思ったのよ」
ひどいです。
とても決まっていたのに。
「親子丼作ってきます」
「大丈夫、妖夢できる?」
「バカにしないで下さい。親子丼なんて簡単ですよ」
Y子さんの目が少し光ったような気がします。
さすがにY子さんの作る親子丼のようにいきませんでしたが
食べられるものは出来ました。
Y子さんは私の親子丼を見た後苦笑いしていました。
ひどすぎます。