2016/10/31
三年目254
「Y子さん! お手伝いに……あれ?」
いつもいるはずのおだいどこにY子さんが居ませんでした。
もしやと思いましたが、これは例のあれです。
本日のメニュー
・目玉焼き
・ベーコン
・レタス
・トマト
・トースト
「あらシンプルで美味しそ」
「私が作りました」
「あらまあ」
幽々子様が驚いてくれました!
「Y子さんが疲れて休んでも、私がフォローします」
「うーん。だけどそれには限度もあるわよねえ」
「……幽々子様」
「なあにカセさん」
カセさんはベーコンにかけるマヨネーズを置いて幽々子様に向き直しました。
「Y子さんに、多少無理やりでもいいので、お手伝いをつけてくれませんか」
「……カセさんがそう言うならそうするわあ」
「ありがとうございます」
「そしたら後で聞かせてね。どういう人がいいか」
「もちろんです」
「幽々子様、私は必要じゃないですか?」
「そうねえ……」
ということで今夜、私とカセさんと幽々子様でY子さんのおつき会議です。
Y子さんにはまだ内緒。
びっくりさせます。
……でもいいんでしょうか、勝手に決めて。
昨日のY子さんは乗り気じゃなかった気がしますが。
……うーん、むつかしい問題です。