2017/03/31
四年目41
明日は嘘をついていい日です。
嘘を考えなくてはいけません。
鈴仙で試し切りしてみることにしました。
本日のメニュー
・きなこもち
「鈴仙、きなこもちあるけど」
「食べる!」
阿呆鈴仙が阿呆そうな顔できなこもちによってきました。
ここで試し切りです。
「鈴仙、美味しいですか?」
「うん。もぐもぐ」
「実はこのきなこ、魔法の森のきのこを乾燥させて粉にしたやつなんです」
「……え?」
「美味しいですか。いい結果が知れました。Y子さんに教えときます」
「え、こ、これ? きのこ?」
鈴仙は阿呆みたいにうろたえていました。
阿呆です。
笑えます。
「え、これ、大丈夫なの?」
「わからないです」
「なんで言わないの?!」
「だから今言ったじゃない」
「師匠に助けてもらう!」
阿呆みたいな顔で阿呆みたいに走って
阿呆みたいに帰っていきました。
うまくいきました。
これで明日、幽々子様も騙せませそうです。
……でも鈴仙は阿呆だから参考にならないかもしれないです。
鈴仙が阿呆じゃなきゃ良かったのに。