2018/4/25
五年目66
「どしゃぶりじゃないですか」
修行にいけませんでした。
どしゃぶりでした。
「あら妖夢、サボり?」
「いえ幽々子様、雨がどしゃぶりです。バケツの水をひっくり返したようです」
「あらほんと」
幽々子様が外を見つめてあらあらと言っています。
音を聞けば分かると思いますが。
「それじゃあ一緒に遊びましょ」
「修行になる感じの遊びが良いです」
ということで幽々子様と折り紙をしました。
本日のおやつ
・水ようかん
「雨で水だらけだから水ようかんですか」
「違うけど」
「妖夢、食べ終わったらさっき折った鶴を雨の下において滝修行ごっこするわよ」
「あいあいさー」
「なんですかそれ」
Y子さんがずっとつっこんでいました。
「まず修行っぽい遊びがなぜ折り紙になるの妖夢ちゃん」
「Y子さん、それは集中力をつけるためと」
「それじゃあその滝修行ごっこっていうのはなんですか幽々子様」
「なんか修行っぽさを出したくて」
「折り紙がふやけるだけです」
「でもそれを見て私と妖夢はにやけるわ」
「なんか病気っぽいんでやめてください」
Y子さんはずっとつっこみます。
「それにしても美味しい水ようかんね。するするいけちゃう。水みたい」
「それは褒めてるんでしょうか?」
「Y子さん、十五個くらいおかわり欲しいです」
「他の人たちのがなくなるでしょ」
Y子さんがずっとつっこむ日でした。
雨なので楽しかったです。
多分晴れの日でも楽しいですが。
「カセさんは何か喋りなさい」
「え、まさか黙ってるだけでつっこまれるとは」
Y子さんはまだつっこんでました。