2018/5/05
五年目76
「今年はボーダーの服がモテるんですね」
おしゃれ雑誌を読んでいるとふと気配を感じました。
「うわっ!」
「あら妖夢、これなんか似合うんじゃないの?」
「びっくりさせないでください!」
「おほほ」
紫様が真横にいました。
相変わらず神出鬼没が似合うお方です。
本日の秘密のおやつ
・ござそうろう
「大判焼きじゃないんですか?」
「いいから食べてみなさいな」
美味しかったです。
やはりこういうのは小豆が一番です。
クリームも美味しいですが、小豆です。
「ほいひいです」
「それはそうと、明日は妖夢も行くのよね?」
「例のお祭りですか? 幽々子様のお供として行くことになっています」
「そ。気をつけてね」
「え、敵でもいるんですか?」
「おほほ」
紫様はごまかしています。
例のお祭りで危険なことなんてなかったはずですが。*1
「ともかく宜しくね」
「はい、宜しくおねがいします。……あれ」
おじぎをして頭を上げると紫様は居なくなっていました。
神出鬼没です。
ともかく明日はお祭りです。
おいしいごはんが食べたいです。
*1 2017/05/07 四年目78