2018/12/29
五年目314
「なんでしょう」
「妖夢そこに座りなさい妖夢」
「はい……」
今日は夕ごはんのあと、幽々子様に部屋に呼ばれました。
最初はお説教かと思いましたが部屋に入った瞬間それが違うことがわかりました。
「これ妖夢これこれ妖夢これ妖夢」
「なんでしょう」
「最近はどうなの、そのー調子はどうなのかしら」
「なんのでしょうか」
「それはもう決まってるでしょ! そのあれよ。お庭のこととか修行のこととか」
大変酔っておられました。
なのでこれはかまってほしいやつです。
本日のお酒
・もも酒
・あんず酒
・一口ちょこ
「言われたとおりお酒を持ってきました。これはチョコです。Y子さんが食べ過ぎるなと言ってました」
「年末なのに食べ過ぎるなってのはおかしいわね。Y子さんおかしいわ」
幽々子様はぶつぶつ言っていましたが、チョコはちょこっとだけ食べるそうです。
良かったです。
明日の朝従者に怒られる主人は見たくありません。
「それでね紫がおかしいのよ」
「はい」
「肘から先を隙間に入れて、自分のお尻に……」
「どうしました?」
「ぐう」
あっという間に寝てしまいました。
いまのいままでお話をしていたのに。
とういうことで主人を布団に入れてあげ、部屋に戻ってきました。
年末です、幽々子様が浮かれる気持ちもわかります。
ですが話している途中に寝てしまうのはもうまるで、子供みたいです。
……まあ、楽しそうだったの良いのですが。
子供みたいな主人と今年も最後まで付き合っていきましょう。