2019/04/11
六年目52
「フミタさん私がきましたよ」
「や。ほらカセさん妖夢ちゃん来たよ」
「って、ええ」
「こんばんは妖夢ちゃん。何飲みますか?」
「え、じゃあそのウイスキーを」
ナコさんが居ました。
カセさんの部屋にナコさんがいるのがすでに新鮮です。
本日の秘密のお酒
・ウイスキーソーダ割り
・キャンディチーズ
・一口チョコ
・鶏肉ととうふの煮込み
「え、これどうしたんです」
「Y子さんからです。ここを監視するようにと」
「……なるほど、だからカセさんが遠くにいるんですね」
カセさんは遠くで飲んでいます。
あきらかにナコさんを警戒してます。
「ナコさんはY子さんにちくるから」
「別に悪いことしてるわけではないでしょう?」
「そうだけど……ねえ」
「ねえ」
なんかカセさんとフミタさんが通じ合っていましたが気にしません。
こういう時は堂々と、です。
悪いことはしていませんがこれは秘密の飲み会なのでこそこそしなければいけません。
「ところで、この秘密の飲み会はY子さんも幽々子様も知っているのに、だれに秘密にしてるんですか?」
「あー妖夢ちゃん」
「気づいてはいけないことを」
「妖夢ちゃん」
「は、はい。なんですかナコさん」
「しー」
ということでしーです。
何も聞かないことにしました。
しーです。
秘密の飲み会を何時も通り味わいました。
とくにいつもと変わらなかったですが、ナコさんに少し気を使うので新鮮でした。
たまにはゲストがいるのは面白いです。