2019/05/03
六年目74
「あちい、あちいです」
「妖夢、口が悪いわ」
「すみませんです。でもあちいです。やべえです」
「ですをつければいいというものでもないのよ」
今日は夏かと思うくらい暑かったです。
なのでお昼ごはんはそうめんでした。
本日のメニュー
・きつねぶっかけそうめん
「うはーこれはいいですね。氷まで入っててぜいたくです」
「幽々子様と妖夢ちゃんがあまりにも暑い暑いいうので」
「だってねY子さん、私たちは納戸の整理をしていたのよ。だから仕方ないの」
「それはまあ……そうですね。ありがとうございました」
「いいのいいの、私のものしか入ってないし」
「本当に幽々子様のものしかありませんでした」
なので他の従者さんには見せたくなかったのでしょう。
特に恥ずかしいものはありませんでしたが。
「結構恥ずかしいもの出てきたけど妖夢ならいいかなって思って」
「え」
「なに?」
「いえ」
どうやらあったようです。
でも特に、何もなかったような……
今思うとからかわれただけかもしれません。
でも、他の従者さんに手伝ってもらわなかったってことはそういうことですし……
考えてもわからないです。
こういう時は寝るに限ります。
幽々子様の考えてることを理解するなんて、おじい様でも無理だったんです。
人間、あきらめが感じです。半分だけですけど。