2020/01/03
「あけま」
「はいおめ」
「まだあけましか言ってないんだけど」
鈴仙が阿呆な顔を引っさげてやってきました。
新年早々わめいています。
「そいじゃあ早速やりましょうか」
「負けないからね!」
「私のお庭で勝負とはいい度胸です。吠え面かかせてやります」
「なんかとげとげしてるのよねえさ」
ということで白玉楼のお庭で鈴仙と羽子板対決をしました。
本日のメニュー
・おにぎり(うめ、野沢菜の辛煮)
・甘い卵焼き
・からあげ
・冷やしトマト
・永遠亭の煮物
「負けたわねー」
「違うんです幽々子様お庭の石がですね、どうも滑るものでして」
「じゃあ結局妖夢が悪いんじゃない。妖夢のお庭でしょうに」
「……からあげ美味しいですね」
なんとかごまかせました。
お昼は鈴仙と縁側でとりましたが、観戦していた幽々子様やカセさんも一緒です。
「妖夢ちゃんどこにいるの」
「カセさん、妖夢はここにいます」
「ああ顔が真っ黒でわからなかった」
「……」
負けたことに対して散々ぐちぐちと言われました。
いわばここはホームです。
ホームで負けた私に人権はありません。
鈴仙は腹が立つことにずっと笑っていました。
せっかく今年初敗北を鈴仙により頂いたので
今年も負けられない年になりました。
覚えておいて下さい。
鈴仙覚えておいて下さい。