2020/02/17
「多分鈴仙が泣いてると思うので慰めに来ました」
「あーやっぱりあんたか」
永遠亭に言ったらてゐさんがお出迎えしてくれました。
やっぱり鈴仙は阿呆なので泣いていたようです。
「鈴仙」
「何しに来たのよ。本当に許してないから。一ミリも許してない」
「シミ落ちました?」
「落ちてないからこんなに怒ってるんでしょ!」
「水はだめですよ。油汚れはお湯でふやかして、これを使ってください」
「なにそれ」
「うちの従者さんが作ってくれた特性洗剤です。隠し味はクエン酸だそうです」
「隠し味って」
カセさんにコツを聞いて特性洗剤を作っておいたのです。
これで落ちるはずです。
「あ、ちょっと落ちてきた」
「少し付けてれば落ちますよ。その間持ってきた大福を食べましょう。私がわざわざ持ってきてやったんです」
「……」
ちょっと言い過ぎました。ともかく鈴仙の口に大福をつっこんでやりました。
本日のおやつ
・Y子さん手作り大福
「今回は落ちたからいいけどね、本当に良くないわよ、そういうの。買ったばかりだったんだから。すごく気に入って買ったぬいぐるみなんだから」
「はいはいわかってますよ」
「本当に? 普通に考えたら許さないわよ」
「鈴仙は優しいから許してくれたじゃないですか」
「……まあ、綺麗になったから」
「本当ににすみませんでした。次からは気をつけます」
「うん」
昨日、この話をしたらY子さんとカセさんにものすごく怒られたのは内緒です。
さすがの私も今回は反省です。
なので日記に詳しく書きました。
綺麗になって本当によかったです。
手伝ってくれたY子さんとカセさんに今度お礼をしなければいけません。
……私は色んな人の善意に助けられて生きてるんだなと感じる二日間でした。
反省、です。