2020/03/07
「幽々子っしょん!」
「妖夢、いくらなんでも主人を呼び捨てはだめよ」
別にそんなつもりはありません。
今日は花粉がいつもよりひどいです。
いや、いつもひどいんですがそれよりひどいです。
ひどくひどいです。
本日のメニュー
・鶏そぼろ丼
・ほうれん草と玉ねぎのおみそしる
・納豆オムレツ
・おろしじゃこやっこ
「ばぶすん!」
「……」
「……」
「……」
状況を説明すると、鶏そぼろをくしゃみで飛ばしてY子さんにぶちまけました。
幽々子様とカセさんは心底恐ろしそうな顔をしていました。
Y子さんの顔は、見れませんでした。
「わざとでは」
「うん」
「ちゃんと拾いますので」
「うん」
「拾って食べますので」
「うん」
「……」
「……」
「……腹を切りますので!」
「うん」
Y子さんの怖すぎる圧に負けて腹を切ることになってしまいました。
幽々子様はに視線で助けを求めました。
幽々子様は手を合わせていました。
カセさんに視線で助けを求めました。
カセさんは声を出さずに「無理だ」と口を動かしました。
「Y子さん」
「ん」
「洗い物を全部するので許して下さい」
「ん、まあいいか」
良かったです。
許されました。素直に最初から謝ればよかったんです。
でもこの日記を書いてる途中、部屋のふすまが開いて
「それでいつ切るの?」
とY子さんが微妙に笑ってない笑顔で聞いてきました。
……私は近々、全部幽霊になるかもしれません。