2020/03/15
「こんこん」
「フミタさん、絶対にノックしない気ですね」
口でノックの音をあらわす人初めてみました。
フミタさんは絶対にノックせずに部屋に入ってきます。
「どしたんですか。ちょうどカセさんの部屋行こうと思ってたんですけど」
「まあまあ。飲もうぜ」
フミタさんはいつものセットを持っていました。
本日の秘密のお酒
・ウイスキーのソーダ割り
・キャンディチー
・一口チョコ
「ふひー。最近このウイスキーばかり飲んでる気がします」
「妖夢ちゃん飲んでるのほぼウイスキー入ってないけどね」
「だって濃いのは濃くて飲みづらいんですもん」
「わけわからんこというなあ」
フミタさんに言われたくありません。
「それでなぜ私の部屋に」
「カセさん機嫌わっりい」
「へえ、珍しいですね」
「カセさんはわっりいときわっりいから近づかないほうが良いんよ」
「流石。二人の仲ですね」
「そんなときに妖夢ちゃんがばかみたいに部屋にきたら更に悪化するから」
「ばかみたいではないですがなんとなくわかります」
フミタさんの気遣いが素晴らしかったです。
その後私の部屋の棚を開けて下着を見ながら笑い転げることをしなければ本当に言い方だと思いました。
不機嫌になったので寝ます。
おやすみなさい。