2020/04/09
「妖夢、私よ」
「はい、幽々子様」
「落ち着いてもう一度説明して」
「わかりました」
「はいじゃあ、スタート」
「今日は幽々子様にケーキを食べてもらおうと思いまして」
「ここまではいいわ、うん」
「昨日ロールケーキを作ってイマナさんに食べてもらいました」
「うん、うん」
「色々反省点を頂きましたので今日はがんばりました!」
「素晴らしいわ妖夢。それでこれは何?」
「チーズケーキです」
「それは何故なの?! どん!」
机を叩くとY子さんに怒られるので幽々子様は口でどんと言っていました。
本日のおやつ
・私が作った美味しいチーズケーキ
「いいから食べて下さい美味しいんですよ」
「……Y子さんとカセさんは逃げたのね。主人を置いて」
あの二人は何か用事が、と言っていました。
何かが何かは聞いていません。
「ほら美味しいでしょう幽々子様」
「まあ悪くないけど……」
素直じゃないです。
「妖夢の作るものってなんかあれなのよね」
「なんですかあれって」
「普通に毛が生えたものなのよ」
「そんなものに毛を生やさないで下さい」
「まずくないけど特段美味しくないなんか惰性で食べる感じ」
「幽々子様今日はいつになくはきはき喋りますね」
ともかく美味しくないわけじゃないので良いです。
自分で食べましたがとても美味しく感じました。
でもY子さんのものにはまだ何歩か足りない気がします。
難しいものです。
ゆっくりと精進していきましょう。