2020/09/06
「これ妖夢、ちょっと」
「あ、はーい」
部屋で枝毛を切っていると幽々子様が部屋にいらっしゃいました。
幽々子様のお部屋に行くのかなと思ったら私の部屋に入ってきて物書き用の机に「ちょこん」と言った後ちょこんと座っています。
何やら大事なことかもしれません。
「幽々子様、どうされたのですか」
「二つほど貴方に言いたいことがあるの」
「え、はい!」
「なに正座なんてしてるのよ。おやつでも食べながら気軽に話す程度の事よ」
「あ、なーんだ。良かった。何持ってきてくれたんですか?」
「貴方のそういう所嫌いじゃないわ」
だってちょっと緊張したんですもん。
とりあえず幽々子様の持ってきてくれたおやつを食べました。
本日のおやつ
・アーモンドチョコレート
・アーモンドミルク
「え、美味しいですねこれ」
「飲みすぎると太るわよ」
甘いお菓子に甘い牛乳、これすなわち幸せです。
「この間Y子さんに何かしたいって言ってたわね」*1
「あ、はい。何かいつもしてもらってばかりなのでお礼がしたいです」
「ならY子さんつれて行ってきなさいな」
「え、これは」
なんと地獄の温泉の優待券を頂いてしまいました。
しかも宿泊も出来るようです。
「温泉でゆっくりしてきなさいな」
「有難うございます!」
「妖夢じゃないわよ。Y子さんのためなんだから。あんたは用心棒」
「もちろんそのつもりです! 楽しみますけど」
「それは勝手にしなさい」
「ところでもう一つの言いたいこととは」
「楼観剣で枝毛を切るのはやめなさい。最初見た時自分の首切ろうとしてるのかと思って心臓に悪いわ」
「あ、すみません」
これからはちゃんと横着しないでハサミで切りましょう。
ともかく温泉楽しみです!
明日Y子さんに伝えます。きっと喜ぶんだろうなあ。
*1 2020/09/02