2020/09/09
本日のおやつ
・抹茶わらびもち
「わかるー」
「ねー」
「あ、何話してるんですか」
お団子を買って外の椅子で食べようとしていたら、先客で今泉さんが氷の妖精がいました。
二人で何やらお話しているようです。
「この妖精がね、かき氷屋さんをやってるらしいのよ」
「あたい」
「あ、知ってます。行ったことあります」*1*2
「それでね、新商品を作ろうとしてるんだって」
「あたいね」
「わかりました、貴方ですね」
新商品を作るなんて、妖精のくせに向上心があるやつです。
「それで何が良いかなって聞かれたんだけどなかなか思いつかないのよね」
「あたい」
「はい、貴方が思いつかないんですね」
アピールが多い妖精です。
「それならこのわらびもちみたいに抹茶味にしたらどうですか。たまにあんこと一緒にあるじゃないですか。あれじゃなくて抹茶だけです」
「あ、美味しそうねそれ。私も食べたい」
「ねー」
「いちご抹茶っていうのも良さそうじゃないですか?」
「あーわかるー」
「ねー」
なんか身のない会話を繰り返していました。
多分今泉さんと妖精は同意ばっかしていました。
あんまり真剣じゃないのでしょうか。
そもそも妖精なんて適当に生きています。
もし次氷屋さんに行ってメニューが増えていたら褒めてあげましょう。
今はただこの暑さで頭がまわらないので「ねー」「わかるー」と同意して過ごすことにしました。
なんかばかになった気分でした。
*1 2017/09/09
*2 2018/06/11