2020/09/19
「おなかぺっこぺこです」
「おいてめえらおなかぺっこぺこザムライが通るぞ。どけどけい」
「あらおなかぺっこぺこザムライなら仕方ないわね。Y子さん何か用意してあげて」
「おなかぺっこぺこザムライさんホットケーキ作りますから待っててくださいね」
私はおなかぺっこぺこザムライになりました。
今日は清掃組が大規模お掃除と模様替えとのことなので半日お手伝いの肉体労働でした。
なのでおなかぺっこぺこです。
本日のおやつ
・ホットケーキ(はちみつ、バター)
「妖夢、おなかぺっこぺこなのは良いけどぜい肉がどうの言ってなかった?」
「い、良いんです! 今日は良いんです、だって頑張りましたもん!」
「フミタさん、本当?」
「妖夢ちゃんめっちゃ頑張ってて助かりました」
「なら思う存分やりなさい」
主人の許しが出ました。良かったです。
「フミタさんみてほらこのじゅわってホットケーキにはちみつとバターが」
「食べないならそれ貰っていい?」
「絶対にダメです。ころしますよ」
「ついにころすまで言われた」
そんなことをやってるとおだいどこから「まだまだ作るからころさないでよー」とY子さんの声が聞こえてきました。
天使です。
「そういえば妖夢、カセさんはどうしたの」
「すみません、今はちみつバターなので」
「だからなんなのよ。ねえフミタさん、カセさんは?」
「あーまだ居残ってるんで、後でねぎらっといて下さい。もうちょいで終わると思います」
「あらそう。なら仕方ない、Y子さーん。私も手伝うわー」
ということで幽々子様とY子さんが作ったホットケーキをたらふく食べた一日でした。
私たちが食べ終わった後、カセさんがへとへとになって居間に来ましたが、立ちはだかるホットケーキに感動していました。
二人のホットケーキを黙って泣きながら食べてるのが気持ち悪かったです。
まあ気持ちはわかりますが。気持ち悪かったです。
気持ち悪かったです。