妖夢ちゃんごはん日記

2021/01/18

「やってますかー？」
「やってるよ入れ入れ」

　カセさんの部屋の秘密の飲み会がやってるかなと訪れたらフミタさんがいました。
　やってるようです。

「あれ、カセさんは。横になってどうしたんですか」
「気にすんなあんなやつ」
「そんな口聞くとまた怒られますよ」
「怒られないよ」
「なんでです？　そういえば昨日からカセさん具合悪そうですが」*1
「お、それ聞く？」
「フミタ」

　カセさんがぎぎぎと起き上がりました。

「なんすかー？」
「……堪忍して下さい」

　なんか上下関係が逆転していました。

　本日の秘密のメニュー
　・ウイスキーのソーダ割り
　・白菜のお漬物
　・湯で白菜
　・お味噌
　・ビーフジャーキー

「え、昨日具合が悪かったのは紫様からもらった洋菓子を独り占めして食べすぎて胃がもたれてたからだっていうんですか？！」
「みなまで言ったな妖夢ちゃん」
「みなまで言わないで……」

　恥ずかしそうなカセさんです。
　この前紫様にもらったお仕事のお土産のお菓子を忘れていて、独り占めしたら気分が悪くなったようです。*2

「カセさん子供みたいです」
「妖夢ちゃんにいわれとる」
「……殺して」
「幽霊ギャグですね。それにしても独り占めしようとするのもあれですしそれで気分が悪くのもあれですね」
「妖夢ちゃんトドメさしすぎじゃない？」

　珍しいので言いすぎてしまいました。
　カセさんはたまに子供っぽいことがありますがこういうミスは珍しいです。
　そういえば前もフィナンシェを独り占めしていました。*3
　流石に幽々子様に言いふらすのは可哀想なので内緒にする約束をしました。
　いじけてるカセさん、可愛かったです。