2021/01/26
「昨日美鈴さんの中華食べました」
「ああ、おこぼれ後からもらったわ」
「へー、本格中華良いですねえ! 神奈子様がにんにくあんまり好きじゃないんですよねえ」
「……助けてくれない?」
鈴仙が里の子供達の輪投げの標的になっていました。
もちろん本物の耳じゃありません。
被り物の耳です。
(もとの耳も被り物みたいですが……)
面白いので助けず咲夜と早苗と指をさして笑ってやりました。
本日のメニュー
・肉巻きおにぎり
・焼きしいたけ
・焼きアスパラ
・焼きそば(からしマヨネーズ)
「なんか焼けばいいと思っていますねこの辺の出店」
「まあ美味しいからいいのよ。早苗、焼きもろこし一口ちょうだい」
「まだ食べるんです?」
咲夜はもうここぞとばかりに食べていました。
何でも最近洋食が多くて飽き飽きしていたようです。
「昨日美鈴のチャハハハーン食べたら火がついちゃって。あ、私お好み焼き買ってくるけどいる人」
「いませーん」
「チャハハハーンて」
たまに言い回しが独特な咲夜です。
「あ、そういえばお土産を所望されているんですが、早苗は神様に何買ってくんですか?」
「えー、どうしましょ。なんかその辺の適当なのでいいかなと思ってました」
「神様の扱い軽すぎません?」
「あ、妖夢さんあそこのあれどうです?」
「……結構面白いですね」
ということであそこのあれをお土産にしました。
幽々子様に「センス」と言われたのでちょうどよいです。*1
「ということで買ってきました!」
「なあにこれ」
「秋の神様がやっていた出店で買いました」
「ぼりぼり……しょっぱおいしい」
「それ紅葉だそうです」
「へー。ほぼ衣の味ねえ」
紅葉の葉っぱを揚げたやつ、私も食べてみましたが紅葉の食感はぜんぜんありませんでした。
衣のお塩がいい塩梅でそれだけで美味しいです。
紅葉別にいらないです。
「幽々子様、私のセンスどうでした?」
「んー……優良可の五段階で言うと72点?」
ぜんぜんよくわかりませんでしたが文句は言われなかったのでよしです。
安心しました。
今日はよく眠れそうです。
*1 2021/01/24