2021/02/15
「幽々子様、なんか来ました」
「なんかってお前な」
魔理沙が来ました。
犬を連れている時*1や秋訪祭のチケットを持っている時*2じゃない魔理沙は別になんかです。
「あらなんか。いらっしゃい」
「お前もかよ」
「妖夢ちゃん、お客さんにおやつは?」
「お水で良いと思います。いいですよね幽々子様」
「霞でもいいわよ」
「……このまま帰ってやろうか」
「別にそれでも」
「それでも」
魔理沙はこんな感じで良いです。
と思っていたら魔理沙は帽子の中から瓶を取り出しました。
「私一人じゃ飲みきれなくて」
「え」
「ワイン、三つほどあるがいらないんだな? それじゃ」
「Y子さん和菓子の準備を! 良いお茶も!」
「妖夢何してるの湯たんぽも持ってきなさい!」
「いや今日そんな寒くないだろ」
そうとなったら話は別です。
魔理沙を丁重におもてなししまくりました。
本日のおやつ
・きなこ黒みつ水もち
・きなこ抹茶水もち
「おお美味いなこれ。抹茶のも良い」
「おかわりもありますよ」
「いやいいよ。お前ら怖いよ」
なんか怖がられました。
「でもお酒なんてどうして余るんです? 巫女とかといつも飲んでるのに。ねえ幽々子様」
「ねえ」
「お前らには私がどううつってるんだ。いや、霊夢も河童もワインはあんまり飲まないんだよ。私一人で飲むのもあれだし。お前らは何でも飲むだろ?」
「飲みます」
「飲むます」
ということで赤、白、しゅわしゅわ三本のお酒をもらいました。
これらはY子さん監修の元ゆっくり飲む予定です。
楽しみです、ワイン。
「和菓子が食べたくなったらまた来る」
「お土産を持ってるならお待ちしております」
私達は利害の関係で成り立っています。
*1 2020/09/04
*2 2020/10/31