2021/04/10
「怒りますよ!」
「既に怒ってるじゃない」
「お、なんだ喧嘩か? やれやれ」
「止めてくださいよフミタさん!」
「面白いから止めねえよ。……ん? いやまて。なんで揉めてたの?」
私は何故か変な顔をしていたフミタさんにカセさんと揉めていた理由を説明します。
カセさんが悪いのです。
本日の秘密のお酒
・ウイスキーのソーダ割り
・豆腐ステーキチーズソースがけ
・ゆで卵
・一口チーズ
「聞いてくださいよフミタさん、カセさんたらひどいこと言うんです!」
「なんて?」
「『妖夢ちゃんたまには女の子らしい事したほうが良いと思う』って真剣な顔で言うんですよ」
「……いやそれは、なあ」
「ねえ」
なんかフミタさんとカセさんが目と目で通じ合っています。
仲間はずれでしょうか。
「妖夢ちゃん今日昼寝したっしょ」
「……いやまあ確かにしましたけど、別に女の子とか関係ないじゃないですか」
「鏡見なよ」
「え」
「昼寝してから鏡見てないでしょ」
何やらいやな予感がしたのでカセさんの部屋の鏡を覗きました。
「誰ですか私のおでこに『男』って書いたの!」
「幽々子様でしょ」
「幽々子様やろなあ」
「もう! 消してきます」
「衝撃的な事実だよなあ」
「まさか男だとはね……」
幽々子様はこういういたずらをしがちです!
やめてほしいです!
よく考えたら夕ごはんの時もずっとこうだったということになります。
Y子さんもずっと黙ってるなんて……
明日幽々子様に強く言う必要がありますね!