2021/05/10
「お、また唐揚げか」
「フミタさん、とんでもないこと言いますね」
唐揚げなんてとんでもないごちそうなのに「また」唐揚げか、なんてとんでもなくとんでもないです。
「昼外でさ、唐揚げ食ったんだよ」
「なるほど、贅沢ですね」
「そんならフミタ食べなくていいよ」
「そんなこと言ってないじゃーんカセっちこのこのお」
「触らないで揚げ物中。妖夢ちゃんキャベツ千切りお願い」
「はーい!」
ということで今日の夕ごはんはカセさんの作った唐揚げです!
本日のメニュー
・しょうゆ味の唐揚げ
・山盛りキャベツ
・白菜のお漬物
・きゅうりの塩漬け
・根菜のおみそ汁
「じゅんわりさくさく美味しすぎです!」
「あんがと」
「カセさんそれなんです?」
「辛子味噌酢砂糖」
「からしみそすざとう」
「相変わらずトッピングぶっ壊れてんな。辛くしてえのか甘くしたいのかどっちなんすか」「こうするとコクがさ」
「コク馬鹿にすんな」
久しぶりにカセさんと食事するフミタさんが引いていました。
コクとはなんなんでしょう。
そんな疑問が湧いてきます。
「お野菜が多いのもいいですね。里の定食屋さんで出してもお金取れますよ」
「そう?」
「かー妖夢ちゃんお前ご機嫌取りバレバレだぞかー」
「本気で思ってますよ」
「フミタ、あんたそろそろ色々とアウトだからね」
「ごめんなさい」
素直に謝っていました。
後々聞くと、カセさんが「あんた」という時は結構本気な時だそうです。
勉強になりました。
私も気をつけましょう。
温厚なカセさんを怒らせることなんてあんまりないと思いますが。
あるとしたらフミタさんくらいですね……