2021/05/21
「ゆ、幽々子様」
「これ妖夢、主人の部屋にそっと入るんじゃないの。それに見て分かる通り私は今ガジュちゃんの世話をしているんだから」
「Y子さんがまたとんでもないもの作ってます」
「すぐ行くわ」
Y子さんはいつも唐突になにかをやりやがります。
本日のメニュー
・アサリのスパゲティ
・オニオンスープ
・コーラ
「めったに食べられないアサリをスパゲティにしちゃいました」
「妖夢、今日はなにかおめでたい日だったかしら」
「いえ、普通の日です」
アサリはおみそ汁くらいしか食べたことありません。
でも今日は一人十個以上も使ったスパゲティです。
「味は塩であっさりに仕上げました。アサリだけに」
「幽々子様、Y子さんがなにか言いやがっています」
「笑っときなさい」
「あはは」
「あほほ」
「……すみませんでした」
なんかY子さんは謝っていました。
私達は何をしてしまったのでしょう。
「ああ美味しかったです。また食べたいです」
「そうねえ。あっさりアサリ」
「あっさりアサリ」
「……」
あっさりアサリスパゲティ、美味しかったです。