2021/07/06
本日のメニュー
・とりの唐揚げ
・カラフルサラダ
・もりもりねぎやっこ
・大根とキャベツのおみそ汁
「Ｙ子さん、私のコンディションは最高です」
「言うと思っていっぱいごはん炊いてるから」
からあげにはごはんです。
お酒もいいですがごはんです。
もりもりやるのが良いんです。
「妖夢、これ妖夢」
「幽々子様なんでしょう。私はからあげの衣をつんつんして楽しんでいる所です」
「まだ『そこ』にいたのね」
「ぴくっ、どういうことですか」
「Ｙ子さん今妖夢ちゃんぴくって口で言ってたよ」
「あの子はいつも私達を飽きさせないわね」
なんかＹ子さんとカセさんが言っていましたが無視です。
「妖夢、このカラフルなサラダを見なさい」
「穴があくほど見てます」
「レタスにパプリカ、ピーマン大根玉ねぎセロリ。素晴らしいバランスよ」
「確かにいつも入っていないものが入ってます」
「名脇役。唐揚げばかりに夢中になった妖夢がないがしろにした彼のことよ」
「……盲目になってしまっていたということですか」
「食事はバランス。お肉とごはんばかりに夢中になっているんじゃないの」
「幽々子様……私は半人前でした」
「わかればよろしい。気をつけなさい」
「はい！」
「Ｙ子さんこのサラダのドレッシング美味しいね」
「残りものサラダだからドレッシングは凝ってみちゃった」
Ｙ子さんとカセさんの会話は聞こえませんでした。
私は今日から主役だけではなくちゃんと脇役を見て過ごそうと思います。
幽々子様、さすがです。
良いこと言います。
残りものサラダらしいですが。
