2021/07/21
「美味しい焼き立てパン買ってきたわよ」
「なんですってY子さん、美味しい焼き立てパン?! 幽々子様美味しい焼き立てパンですって!」
「妖夢慌てるんじゃないみっともない早くスイカ割り用のゴーグルを五ダース六センチ用意しなさい」
「幽々子様何言ってるかわからないです!」
一番慌てているのは幽々子様でした。
スイカ割り用のゴーグルはありません。
本日のおやつ
・カレーパン
・メロンパン
「この中から一人一つです」
「幽々子様、私メロンパンにします」
「主人より早く選ぶんじゃありません。じゃあ私カレーパンにします」
「幽々子様、私に敬語を使う必要はありません」
「じゃあ私は他の皆に配ってくるわね」
里の美味しい焼き立てパンは主人を狂わせます。
「幽々子様、絶対に半分こしましょう」
「妖夢、主人に提案をするんじゃありません。半分こしましょう」
「はい? はい」
合ってるのか間違っているのかわからなくなりましたが、ともかく焼き立てパンは美味しかったです。
「配ってきましたー」
「Y子さんご苦労さま。Y子さんは余ったやつでいいの?」
「私は最初に一番人気のクリームパンを頂きましたのでお構いなく。それでは夕ごはんの準備してきますね」
「ふゅーい」
Y子さん特権です。
二個目のパンをむしゃむしゃしているパンは主人より強く見えました。
強いです。
Y子さん強いです。
幽々子様がよくわからない返事をしてしまうほど強いです。
今日幽々子様は終始おかしかったです。