2021/09/13
「ということでフミタ処刑の儀を始める」
「はじめる」
「こええよ何だよ」
「あの件です」*1
「どの件？」
「この剣ではないのは確かです」
「とりあえず刀はしまえ」
「妖夢ちゃん、ブレるから」
ブレるので刀はしまいました。
今日の秘密の飲み会はフミタさん処刑会です。
本日の秘密のお酒
・もも酒
・なし酒
・りんご酒
・クラッカー
・ひとくちチーズ
「じゃあまずカセさん、何やってやりましょうか」
「妖夢ちゃんが考えた水地獄で」
「わかりました！」
フミタさんの顔に霧吹きで水をかけてやりました。
「これどうリアクションすりゃいいのカセさん」
「妖夢ちゃんが喜ぶ程度に」
「カセさん、あんまり苦しんでいません。次はお酒地獄にしましょう」
「やってやりな」
カセさん、姉御みたいです。
「いつもは半分くらい水で割るお酒を三対七くらいにしてやりました！」
「ごくごくごくうっしゃあ！」
「きれいに飲み干しましたね！ カセさんどうしましょう全然効いていません！」
「じゃあチーズ地獄で」
フミタさんの口にチーズを詰めてやりました。
「あぶぶ」
「どうです？」
「ひふほい」
しつこい、だそうです。
それは私がでしょうか、味がでしょうか・
ともかく効いていません。
「……ごくん。結局何がしたいのよ」
「仕返しです。罰ゲームです。でももう無理です。カセさんに任せます」
「任せろ。バチン」
「リアルビンタ！」
一ミリも躊躇いの無いビンタがフミタさんを襲いました。
普通に痛そうです。
「これからは私達のプライベートをあんまり言いふらさないように」
「わかりましたか！」
「……何なんだ今日は」
「おうわかったのか答えろ」
「カセさん目ばっきばきで怖いんだけど」
ともかく痛そうなので罰にはなったでしょう。
カセさんの一切の躊躇いが無いビンタは恐ろしいです。
お酒のせいもあってノリノリでした。
カセさんが酔ってるときに罰ゲームさせるのは、今日で最後です。
怖かったです。
*1 2021/09/04
