2021/10/29
本日のメニュー
・焼肉丼
・卵スープ
・じゃこサラダ
「幽々子様、コチュジャンを入れても美味しいですよ」
「幽々子様、コチュジャンを入れても美味しいってＹ子さんが言っていました」
「知ってるわよ今目の前で聞いたからね」
「ですよね」
なんか言いたくなりました。
私だってそうやってひと味入れて美味しいという事言いたいです。
「カセさん、卵スープに何を入れているんですか」
「生卵」
「常軌を逸していますね」
ひと味どころかメインがもう一つ入っています。
「Ｙ子さん、このじゃこサラダに焼肉丼を入れてはどうでしょう」
「妖夢ちゃんもっと自分を持って」
「あい」
なんか慰められました。
こんなはずじゃないんですが。
「妖夢、修行が足りないわねえ」
「幽々子様、ですが今回においての修行とは例えばどういうことをすればいいのでしょう」
「……Ｙ子さん」
「はい」
「おかわりをくださいな」
「あ、はい」
幽々子様ですら思いつかなかったようです。
つまりはそういうことです。
食事のひと味というのはそれほど難しいこと。
私が口出ししていい領域じゃないのです。
焼肉丼はタレだっくだくで頂きました。
これが一番です。
