2021/11/27
「朝ごはん作ります」
「胃薬のご用意お願い、Y子さん」
「はーい」
「……作ります」
なんか失礼です。
「私の力をみくびってますか幽々子様」
「そんな事ないわよう、期待していないだけ」
「そんな満面の笑顔で言われましても」
「何作るのかしら?」
「朝ごパンにすれば楽かなと思いまして」
「すでに楽したがってるじゃないの」
その方が美味しいと思ってのことです。
私は私の技量を知っているんです。
本日のメニュー
・トースト
・スクランブルエッグ
・焼きウインナ
・チーズを乗せたレタス
・Y子さんの作ったトマトスープ
「素材の味を活かしました。はい幽々子様、玉子にはケチャップです」
「なんか前もこういう事あったわね」*1
「さあ美味しい朝ごパンですよ」
「妖夢、なにこれ」
「レタスをちぎりチーズを乗せました」
「普通こういうのは粉っぽいチーズではなくて?」
「斬ろうとしたんですがY子さんに止められまして」
「ほほう。なぜかしら」
「なぜでしょうね」
「妖夢ちゃんが普段持ってる刀で斬ろうとしていたので止めました」
「明確すぎるじゃないの」
一番扱える刃物がこれなのでしかたがないです。
「幽々子様、何点ですか」
「点数以前の問題ね」
「……カセさん、何点ですか」
「ひゃく」
「……ふふん」
「妖夢ちゃん、カセさんはウインナ焼いとけば満足するからその態度は間違ってるわよ」
Y子さんの色々はっちゃけすぎてる発言に私もカセさんも傷つきました。
ちゃんとお料理お料理したお料理を作れるようになりたいです。
ずっと前から言ってる気がしますが……がんばります。
*1 2021/05/03