2021/12/07
本日のおやつ
・昨日の残りのふろふき大根
・目玉焼き
・ウインナとブロッコリーとポテトの炒めもの
・大根のおみそ汁
「あ、幽々子様おかわりなら私が」
「ふむ」
朝からいっぱい食べるのが白玉楼です。
幽々子様のついでに私もおかわりをします。
「どうぞ」
「どうも。そして何が聞きたいのかしら」
「ばれてますか」
私がわざわざそんなことをしたので聞きたいことがバレています。
私は昨日の咲夜とのやりとりを説明しました。*1
「メイドちゃんにおつかいの内容を当てられたと」
「というか妖夢ちゃん、三つなのにおつかいの内容忘れてたの?」
「Y子さん、今幽々子様の推理パートなので……」
私のちょっと抜けているところは無視してほしいです。
「そうねえ……何択かにはなりそうだけど……」
「ちなみに私わかりました」
「え、Y子さんがなんでわかるんですか」
「Y子さんがわかるなら多分私もわかったわ」
「な、なぜ幽々子様が……? え、どういうことです? どっきりですか?」
「きっかけ妖夢ちゃんなのにそんなどっきり無いでしょ」
よくわかりません。
私のいない所で何が起きてるんでしょう。
「うーん、試食? 新聞の記事とかかしらY子さん」
「幽々子様正解です。新聞の広告ですね」
「……説明を要求します!」
簡単な話でした。
昨日の文々。新聞の広告に鶏肉が乗っているふろふき大根が掲載されていて、それを咲夜も見ていただろうことでした。
「妖夢が大根としょうがって言ってたからピンと来たんじゃないの」
「……ずるいです、私新聞見てないですもん」
「私も見てないわよ」
「じゃあなんでわかったんですか、どん!」
「お買い物内容から予測したんだろうなあって思ったけど、この時期だからおでんとかの可能性もあるし、だったらお料理番の人が知ってる共通の情報があったのかなって想像がつくじゃない」
「つきませんしもっとゆっくり言ってくれないと理解できません!」
ゆっくり聞いて理解して文字にしました。
そういうことです。
Y子さんもわかるのが早いですし、Y子さんがわかったと聞いた途端わかる幽々子様も幽々子様です。
「久しぶりになんかついていけない感じがしました」
「……いつもじゃなくて?」
「そっと言わないで下さい!」
そっと言われる方が悲しいです。
もう何も考えないことにしました。
考えたら負けです。
ミステリアスな女は諦めます。
*1 2021/12/06