2021/12/25
「みなさん幽々子様が豚汁を作ってくれましたよ!」
その声でみなゾンビのように立ち上がります。
もう死んでいる所は合っています。
昨日は従者忘年会でした。
白玉楼の一年分のお酒の半分が昨日一日で消費された気がします。
きっと生きていたら死人も出ていたでしょう。
死んでたから死んでません(?)
「はーい食べる人ー」
「はいはい! この後吐くことになっても食べます!」
「吐く人にはあげたくないわねえ」
幽々子様の豚汁なんて、絶対に食べます。
たとえ吐くことになっても。
本日のメニュー
・幽々子様の愛情豚汁
幽々子様と私と一緒に食卓に座ったのはイマナさんだけでした。
他の人はゾンビの雄叫びを上げるだけです。
「妖夢は流石に体力あるわねえ」
「この後寝ます」
「あそう」
「幽々子様、美味しいです」
「あら良かった。イマナさん何か久しぶりね」
「十一月末の打ち合わせ以来ですね」
そんな人が白玉楼に居たなんて驚きです。
私は毎日顔を合わせています。
「イマナさんはなぜ生き残れたんですか」
「まあ、知恵だよ知恵」
「かっくいいですね」
「この後寝るけどね」
「あはい」
白玉楼従者忘年会は伊達じゃありません。
でも色々と忘年した気がします。
さて、一眠りした後は本格的なお片付けです。
そのためにもしっかりと寝てきます。
おやすみなさい。