2022/01/03
正常な白玉楼に戻るのには夕方までかかりました。
そんな従者たちのちょっとしたお疲れ様会をしました。
本日のおやつ
・フルーツタルト
「これアリスさんから貰ったらしいですよＹ子さん」
「……それ去年の話じゃ」
「今年です」
「記憶がもう渋滞してるわ」
もう本当に疲れました。
四六時中飲んでいた主人は今はおやすみ中です。
「まあ、楽しかったのなら」
「そうですね……フミタさんあのままでいいんですか」
「いいのよ」
新年会当日で何もせずに飲んで寝ていたフミタさんは今家事に追われています。
準備はちゃんとしてたんですが……
「ここまでする必要ってあるんですかね」
「ん？」
「新年会です。みんな大変じゃないですか」
「まあ、幽々子様が言ってる数少ないわがままだから」
「……数少ない？」
「案外少ないもんよ」
Ｙ子さんは直接話すことが多い分、そういうのを言われ慣れているんでしょうか。
「なら良いです。Ｙ子さんが一番大変そうに見えるんで」
「私は案外裏で休んでるのよ」
「そうなんです？」
「まあ、ぼちぼち」
「信じがたいです」
出来る人は休み方もうまいらしいです。
そういうことなのでしょうか。
「今年の目標決まりました」
「お、何よ」
「うまく休む、です」
「……『まだ休むの妖夢ぅ？』」
「あ、うまいですね」
「言われそうじゃない？」
「言われそうです」
ちゃんと休んで然るべき時に働く、と言い換えておきました。
今年の目標はちゃんと休んでちゃんと働く、です。
……なんか前と一緒な気もしますが。これで良いです。
