2022/01/31
「なんかゲームしたいですね」
「今夜やる?」
「当たり前のように布団に入ってますね」
寒いと夜中勝手に部屋に入ってきてしまう主人です。
「お布団畳みたいんですが」
「ナコさん連れてきてえ」
「ここで着替える気ですか」
「廊下寒いんだもん」
「だめです帰って下さい」
「けち」
「己の命のためです」
「どゆこと?」
幽々子様ラブのナコさんが私の布団に入ってると知ったらすごい目で見られるはずです。
怖いです。
本日のメニュー
・ゆで卵ハムサンドウィッチ
・マッシュポテト
・トマトサラダ
・そら豆のスープ
朝ごはんの場にY子さんじゃなくナコさんがいました。
緊張が走ります。
「幽々子様、今朝どこに居たんです?」
「ちょっと夢遊してたわー」
「さいですか。お気をつけて」
「うん」
ナコさんがちらりとこっちを見ました。
私はサンドウィッチに夢中なふりをします。
「カセさん美味しいですねサンドウィッチ美味しいですね美味しいですね」
「壊れたオルゴールなの?」
「妖夢ちゃん」
「は、はい」
ナコさんが寄ってきました。
「私のサンドウィッチ食べます?」
「え、いいんですか頂きます」
「いえいえ」
ほっと息をついた瞬間です。
「今度幽々子様を部屋に呼ぶコツを教えて下さい」
そう囁かれました。
ホラーです。
真剣な顔のナコさん怖いです。
幽々子様はどこ吹く風でした。
夢遊、やめてほしいです。
来る時はナコさんに一言言ってほしいです。