妖夢ちゃんごはん日記

2022/03/01

「あ、カセさん。どうしたんですかなんか嬉しそうに見えます」
「……たまに主人みたいな勘の鋭さ見せるな」

　当ててしまいました。
　カセさんは後ろ手に隠していた箱を取り出しました。

「なんですこの漆黒のチョコケーキ！」
「ザッハトルテ」
「なんか聞き覚えがありますね……？」

　一回食べていましたし里でも見てました。*1*2

「妖夢ちゃん」
「はい」
「これは、私の」
「でもちっちゃいけどまるまるあります。ピースじゃないですホールです」
「うむ」
「です」
「妖夢ちゃん」
「はい」
「これは」
「はい」

　カセさんのでした。
　こうなるとカセさんは頑なです。*3

　本日の秘密のおやつ
　・しょうゆせんべい

　私も部屋から秘蔵のおやつを持ってきました。
　カセさんと各々おやつタイムです

「今日はしょっぱいものの気分でした」
「良かった。これは、この、丸は、私のものだから。全部」
「わかりました絶対取りません」

　たまにカセさんはこうなります。
　こうなったら一口ももらえません。
　カセさんは女の子の例にもれず甘党です。

「美味しいですかそれ」
「んまい」

　もさもさまるっと食べていました。
　気持ちの良い食べっぷりです。
　カセさんがもりもり食べてるのを見るの、なんか良いです。
　もっともりもり食べてほしいです。