2022/03/18
幽々子様の部屋の前に張り紙が貼ってありました。
「幽々子様、お急がしいにつき」と書かれています。
幽々子様、お忙しそうです。
なので外から声をかけます。
「幽々子様、お忙しいところすみません」
「妖夢、幽々子様はお忙しいにつきと書いてあるのよ」
私はフミタさんに渡された紙を広げます。
「今日のおやつはわくわくホットケーキです。わたくしフミタが作っています。目の前で焼いているライブ感と共に味わったほうが美味しいためお忙しいのは承知の上ですが息抜きに居間に来るのはいかがでしょうか。元気ではきはきと。あ、ここは読まなくていいですね」
部屋の中でがたんと鳴ったと思ったら居間から「妖夢ーまだー」と声が聞こえてきました。
今の今まで部屋の中にいたはずなのに私に気づかれずに居間にいます。
もう幽霊というより紫様です。
本日のおやつ
・わくわくホットケーキ
「説明しよう! わくわくホットケーキとは目の前で焼くことで心が」
「見ればわかるからいいわー」
「そんな幽々子様説明させてくださいよ」
「しょうがないわねえ続けなさい」
なんか幽々子様とフミタさんがじゃれあっていました。
仲よさげです。
「フミタさんねえ私バニラアイス乗せるわバニラアイス」
「いいっすねはちみつもいっちゃいましょう」
「わくわくー」
「シナモンってのもありますが」
「いっちゃうわたっぷりね」
「りょうかいでーす。妖夢ちゃんは?」
「わわわたしも幽々子様と同じので!」
正直わくわくが止まらなかったです。
フミタさんがあのろうそくみたいなやつを使っていたので、目の前でふっくらしてくるホットケーキが観察出来て最高でした。
フミタさんこういうの考えるのプロです。
「どっすか幽々子様」
「ちゃいぽー」
「ちゃいぽーいただきやした!」
ちゃいぽーでした。またやってほしいです。
わくわくしたいです。わくわく。