👻キャラ紹介「ツシマ」「ノゾっち」「ナコ」「イマナ」を更新しました👻

2022-04-04

2022/04/04

「妖夢ちゃんうちが昼作るが食うか」
「わあ何作るんですか」
「オム」
「食べます!」

 今日のお昼はフミタさんが作ってくれるそうです。
 基本的にはサボリ気味なフミタさんがです。
 だいたいはお仕事をサボっているフミタさんが今日はお昼を作るということで楽しみです。

 本日のメニュー
 ・クリームオムシチュー
 ・にんじんサラダ

「これをオムの二文字で表現するのはとても感性豊かな証拠だと思います」
「どうした急にかしこまって。食うぞ」
「はいです」

 オムライスだと思っていました。
 まさかこんなおしゃれなシチューがお昼から食べらるとは。
 しかも中にバターで炒めたごはんが入っているそうです。
 最高です。

「ちゃいぽーです!」
「おう」
「……もぐもぐ」
「……」
「……ずずず」
「……」
「……はむはむ」
「……」
「……ごくん。美味しかったです」
「さて美味しく頂いたな? 頼みがあるんだが」
「食べ終わったあとに言うのずるいですよ!」

 なんか大人しいと思ったら罠でした。
 本当にこの人は油断も隙もありません。

「軽いお願いだから」
「なんですかもう。まあごはん美味しかったから大体のことは聞きますが」
「安い女だな」
「うるさいです。それでなんですか」
「仕事サボって飯作ったからカセさんに一緒に謝ってくれない? なんなら妖夢ちゃんにせがまれたからサボったって」
「そんなことできるわけないじゃないですか! カセさん怒ると怖いんですもん!」
「呼んだ?」

 呼んでない人が来ました。
 ひとめでわかるくらいのなんかどす黒い何かが出ていて怖かったです。

「ちゃうねんカセさん! 午後やるから! 妖夢ちゃんに飯せがまれてん!」
「……妖夢ちゃん」
「ほ、ほんとうだす」
「ならいいけど」

 危機は去りました。幽々子様のちょうちょの弾幕くらい怖かったです。

「もう寿命縮みましたよ」
「ナイス幽霊ギャグ」

 本当に縮んだ気がします。
 そういうのは気持ちの準備が必要です。
 ごはんが美味しかったから良いですが、次はやりません。
 カセさん怖いんですもん。