2022/05/07
約束の時が来ました。*1
「行ってきます」
「はいお弁当」
「Y子さん、私は決闘をしにいくんです。お弁当を食べてる暇なんて」
「カツ丼とかりんとうだけど」
「食べる暇を絶対に作ります」
そういうことなら話は別です。
目指すは紅魔館、目的は当主との弾幕ごっこです。
本日のメニュー
・カツ丼
・黒糖かりんとう
「あー? 今日は興が乗らないからパス。……くくく、きょうはきょうがのらない」
「……」
せっかく準備してきたのに。
美鈴さんと一緒にぱくぱくとお弁当を食べます。
「いっぱい修行してきたんですが」
「お、じゃあ食べてゆっくりお茶でも飲んだらどうです?」
「やりましょう」
「あーいたー」
妹のほうが来ました。
嫌な予感がします。
「暇な侍がいるって咲夜に聞いたんだけど」
「……」
「頑張ってー……」
美鈴さんに目を合わさないで言われました。
そして死闘を繰り広げました。
傘を指しているとはいえ、相手は吸血鬼です。(しかも遠慮が無い方の)
本気でいかないといけません。
「あらおかえり。思いの外やられたわね」
「……けほ」
「それナコさんになんか言われそう」
「ぼろぼろにされました……」
それでも服で済んでよかったです。
吸血鬼の妹は危険です。危なすぎます。
室内でやらないで本当に良かったです。傘があったからまだやれました。
「幽々子様」
「どうしたの妖夢そんな実験に失敗した博士みたいな頭で主人の部屋に来るなんて失礼だと思わないの」
「私はもっと強くなります」
「あらそう。じゃあ食べないとね」
ということなのでお夕飯はいっぱい食べました。
いっぱい食べて強くなります。
妹のおかげで燃えてきました。
感謝です。
逆に感謝です。
明日から頑張りましょう。
*1 2022/04/22