2022/05/20
「あれ鈴仙だ」
「これ届けに」
めずらしく鈴仙がうちに来ました。
手元にはなんと大量のお団子がありました。
この間うまく作れたからって味をしめやがりました。*1
「絶対この間より美味しいから」
「ふうん。まあ食べてやがります」
「日本語合ってる?」
「あら兎鍋ちゃん」
「幽々子様、兎鍋ちゃんからお団子いっぱいもらいました」
「本当に? 素敵。ねえ夕ごはん食べていきなさいよ」
「とても嬉しいんですけど兎鍋じゃないですよね?」
「大丈夫です餃子なので。あ、暇だと思うので餃子作り手伝ってください」
ということで今日は兎鍋ちゃんも含めてのごはんです!
本日のメニュー
・餃子(普通の)
・餃子(しそ)
・餃子(にんにくたっぷり)
・餃子(セロリ)
・餃子(じゃがいも)
「……」
「鈴仙嫌いなのあります?」
「これ何個あるの?」
「わからないですけど千個くらいじゃないですかね」
「うわあ」
白玉楼の餃子の食べ方はこうです。
みんなで餃子をいっぱい作ってみんなで餃子をお祭りみたいに食べます。
「なので今日は餃子とごはんしかありません」
「なんというか、すごいわね。すごいとしか言えない」
「兎鍋ちゃんいっぱい食べてってねー」
兎鍋ちゃんは幽々子様の隣に座ったのでいっぱい食べさせられていました。
今日はたくさんおもてなしできて良かったです。
でも鈴仙はお腹がぱんぱんになりすぎてしばらく動けなかったようです。
面白いです。
多分いま兎鍋をやったら栄養たっぷりの兎肉になってそうです。
なるほど、人食い妖怪の気持ちはこういう感じですか。
今日もまた、ひとつ勉強になりました。
*1 2022/05/03