2022/06/20
「こ、これは」
「美味しそうでしょ」
「それはもう見るからに！」
紅魔館に来ました。
美鈴さんと組手をして、パチュリーさんに挨拶して帰ろうと思ったら咲夜に呼び止められました。
「食べたい？」
「食べられなかったら暴れます」
「こわ」
「だって呼び止めたということは食べていいということでは？」
「いやまあそうなんだけど」
ということで咲夜とお茶することになりました。
本日のおやつ
・チョコチョコチップマフィン
・紅茶
「チョコチョコ？」
「生地にもチョコが入ってて、チョコチップも入れたの」
「ヒャクパーセント美味しいですよそんなの」
「食べましょ」
「ぜひ」
私のこぶし大くらいのマフィン、しかもほくほくでした。
「この世のものとは思えないくらい美味しいです」
「あの世の人にそう言ってもらえて」
「今日暇なんですか？ 普段忙しそうなのであんまり話しかけられないんですが」
「暇じゃないけど。あむ。もひょーはまはひはふへ」
「なるほど。もひょーはま」
お嬢様が居なくて、だそうです。
今日の紅魔館はレミリア不在です。襲うなら今日です。
「うちのおだいどこ番も幽々子様居ないとだらっとなります」
「そういうものよね」
「今日のお仕事はもう終わりなんですか？」
「午前中に全部やったから」
「優秀ですねー」
「甘味処にでも行こうかしら」
「今おやつ食べてるのに？」
咲夜の胃は無尽蔵です。
「そうだ。今度夏祭り行けますか？ 鈴仙にはもう話してます」
「忙しいのよねえ……絶対行くわ」
「え？ あ、はい。そうしましょう」
忙しいので絶対来るそうです。良かったです。
あとは早苗が揃えばいつもの女子会になります。
多分、早苗は会場にいるはずなので一緒に飲めるでしょう。
楽しみです。お祭りはいつも楽しみです。
これからお祭りを楽しみにしながら生きていくことにします。
頑張って生きます。
