2022/09/24
「鈴仙、そういえばこの前仕事してましたね」
「なにそれいつの話よいつも仕事してるわよ」
「忙しい自慢ですか」
「何言ってんの。あ、私らの番」
「鴨そば鴨大盛りで」
「私も」
今日は二人鴨そばの気分だったので、鴨をしました。
鈴仙と気が合うなんて滅多にありません。
本日のメニュー
・鴨大盛り鴨そば
「鴨美味しいです鴨」
「ねえあんたのほうが鴨多くない?」
「気のせいですよ。鈴仙はみみっちいですね」
「いやでも本当に」
「確かに……私はほら、可愛いですのできっとサービスです」
「どちらかというと私のほうがあれじゃない? 美女枠というか」
「は?」
は? でした。
鈴仙はたまにとち狂います。
「あ、鴨沈んでた」
「なんだほら気のせいじゃないですか全く」
「じゃああんたが可愛いのも気のせいね」
「……」
「でしょ? ねえねえ」
「……」
もうしばらく鈴仙の顔は見たくないです。
生意気な兎め。
今度生意気なこと言ったら口を縫ってやります。
兎め。